ディズニー映画「プーと大人になった僕」を観た。
ブライアン・ジョーンズ(ローリング・ストーンズの創始者)が子供の頃好きだったというつながりで、クマのプーさんの物語を読み、すっかりハマった私。
「プーと大人になった僕」の予告を観ただけで泣けてしまい、絶対、映画館に観に行こうと思ったのだ。
サセックスとかハートフィールドとか、ブライアン・ジョーンズの最期の地となった名前も出てきて(ブライアン・ジョーンズはプーさんの原作者A.A.ミルンの屋敷を購入し、そのプールで1969年に亡くなった)、ブライアン・ジョーンズフリークとしても、ドキドキする映画。
この先、ネタバレ注意!
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あらすじ
子供だったクリストファー・ロビンは、「100エーカーの森」に住むクマのプーたちと友達だった。
プーたちに別れを告げ、大人になったクリストファー・ロビンは結婚し、妻と娘とロンドンで暮らしている。
仕事まみれの多忙な日々。家族と過ごす時間もとれない。
ある週末、職場の仲間たちの将来も左右する業務を任される。
家族と過ごすはずだったが、一人ロンドンに残ることに。
頭を悩ますクリストファー・ロビンは、かつての親友、プーとまさかの再会。
「森の仲間たちがいなくなった。一緒に探して欲しい」
プーに頼まれたクリストファー・ロビンは、プーとともに、「100エーカーの森」に向かう――
本編始まってから泣きっぱなし
予告を観ただけで泣けたのですが、本編が始まってから、泣きっぱなしだった。
とにかくプーが純粋で。
大人になったクリストファー・ロビンの苦悩も伝わってきて。
クリストファー・ロビンの家族たちの気持ちもわかるような気がして。
そして、なんといっても、
損得勘定なしに思いやり合える仲間の大切さ、あったかさ
が心に染みて。
本当に大切なもの
(コブタのピグレットも好き♡)
大人になり、たくさんの荷物を背負ってしまっているクリストファー・ロビン。
「しなければならないこと」に縛られて、「そのことをしなくては大変なことになる!」と思い込み、本当に大切なものを失っていく。
大人になったクリストファー・ロビンにだって、わかっている。家族がなによりも大切なんだって。
だけど、その大切な家族を守るために必死になってしていることで、家族の心は離れてしまう。
真面目にがんばればがんばるほど、大切なものは遠くに行ってしまう。
プーたちは、クリストファー・ロビンが森に忘れていった書類をロンドンまで届けに行く。
「これがないと、クリストファー・ロビンは大変なことになる!」
と、クリストファー・ロビンを心配する気持ちで。
プーたちはクリストファー・ロビンの娘マデリンと合流し、一緒にロンドンのクリストファー・ロビンがいる会社を目指す。
プーたちがクリストファー・ロビンに届けたのは、書類よりももっと大切なもの。
クリストファー・ロビンを想う、みんなの気持ち。
「友達と会えない日はね、からっぽのハチミツ壺みたい」
(プーの言葉)
「何もしない」は最高の何かにつながる
「ぼくは”なにもしない”を毎日やっているよ」
というプー。
このプーの哲学から、結果的にクリストファー・ロビンは会社の仲間たちとこれからも一緒にやっていける方法を思いつく。
私自身も、観ていて、目が覚めるような気持ちになった。
「何もしない」ことが何かにつながる、何かを生み出す。
今の私は仕事に追われて、「やらなくては」の気持ちに縛られて、好きなことを楽しむ時間も、大切な友達に会いに行く時間も話す時間も削っている。
でも、出かけていったら、そこで出会うなにかは、とても大切なものかもしれない。
そこからなにかが生まれるかもしれない。
「やらなくては」という自分の気持ちに縛られて、大切なものを失っているのかもしれない。
子供の頃に大切にしていた、ぬいぐるみのことも思い出してしまった。
私のところにも、プーが会いに来てくれないかな(笑)
※追記
(実は、コブタのピグレットもいるよ!^^)
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