TBSドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」が最終回でした。
久しぶりにハマって楽しく観ていたドラマで、最終回も大好評のようなのですが、
私は観終えてどんよりしてしまっています。
何故なら、信じていた朝日(神尾楓珠)が、残念な展開になっていたからです!
「朝日、いい人」という感想があふれる中、私としては「え、、、いい人じゃないじゃん」って思ってしまいました。
最終回以来、どんよりしているので、気持ちを落ち着けるためにも、「朝日、こんなふうならよかった」という勝手に考えたドラマとは違う朝日の真実(妄想)を書いてみようと思います。
決して脚本にケチをつけるつもりではなく、どんよりしている自分救済のためですが、もしかして同じように朝日を信じていて落ち込んでいる方のお力にもなれるかも?と。
ネタバレ含みますので、これからドラマを楽しもうと思っている方はご注意ください!
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あらすじ
はじめに、簡単なあらすじです。
緒方まこと(生見愛瑠)は24歳、会社員。
お祭りの夜、誰かに追われていた様子のまことは神社の石段から落ち、記憶を失ってしまう。 病院で意識を取り戻したとき、バッグの中には男物の指輪が。 誰かへのプレゼント?と思いつつ、思い出せない。 そこにお見舞いに現れた会社の同僚、朝日。同期で一番仲がよかったのだと自己紹介する。 また、連絡をしてきた公太郎(瀬戸康史)は、自分はまことの元カレだったという。 続いて、偶然を装って現れた律(宮世琉弥)は、まことに一目ぼれしたという。 なぜか指輪は3人の男性の薬指にぴったり。 この3人の中に指輪のプレゼント相手はいるのか? また、お祭りの日、なぜまことは階段から落ちたのか? 事故だったのか? 事件だったのか? 記憶を取り戻し、明かされる真実とは? |
くるり、とした自称〇〇
タイトルの「くるり」は、「くるり」と状況が一変するという意味らしい。
実際、ドラマは二転三転していきます。
自称「一番仲がいい同期」の朝日は、それほど親しくはなかった単なる同僚。
自称「元カレ」の公太郎とまことの関係は、単なる花屋(公太郎)と花を買わない客(まこと)。
自称「一目ぼれ」の律は、元カレ。
朝日はまことに片思いしていて、「一番仲がよかった」と言えば、もっと近づけるかと思って記憶を失ったまことに嘘をついた。
公太郎は、記憶を失う前、ストーカーに怯えていた様子のまことを守れなかったことを後悔していて、元カレと言えば、自然に力になれるかもと嘘をついた。
律はまことに振られたものの、記憶を失ったまことと出会うところからやり直せば、また付き合えるのではないかと思って嘘をついた。
朝日は自分の嘘を告白し、好きな気持ちを伝えるけれど、振られてしまいます。
付き合っていたことを思い出して、一旦はまた律と付き合い始めるまことでしたが、やっぱり律を振ってしまいます。
公太郎が本命の予想は的中
記憶をなくす前から、記憶を失ってからも、まことは公太郎に惹かれていました。
公太郎は以前はまことのことを好きではなかったものの、次第にまことに惹かれていったみたい。
最終的に、まことが指輪を贈ろうとしていたのは公太郎だったことが判明。
2人は両想いになり、ハッピーエンド💛
・・この、公太郎が本命の展開は予想が的中。
だって、まことの誕生日、
・結局間に合わなかった朝日
・頑張ったのにいいとことられてしまった律
・東京タワーの演出も手伝ってロマンティックに決まった公太郎
これだけでもその後の展開を暗示していましたもん。
また、プールに落とした指輪を見つけたのも公太郎でしたしね。
外しまくった予想
公太郎とハッピーエンドの予想は当てたものの、ドラマの途中で予想していて、外しまくったものもありました。
例えば、律の正体。
結果的に「振られた元カレ」で、「律が元カレだと考えると、まことが公太郎のことを”元カレ”だと言ったときの反応がめちゃ納得」と思ったりもしたのですが、もっと複雑にも考えていました。
律はまことの腹違いの弟で、お姉ちゃん大好きのシスコン。
律はまことに恋心を抱いているけど、まことにとっては弟以上ではない、とか。
だって、律はすごく「弟」な感じがしたのです。
「まことさんのことを昔から知ってる」というセリフもあって、「小さいころから知ってた、やはり弟なのでは?」と思ったのです。
自分は相手にされないにしても、大切なお姉ちゃんに変な男がつかないように見張っていたとか。
まあ、律は元カレだったので弟ではなく、この予想は見事に外しました。
でも付き合っていたのが1年くらいなら、「昔から知ってる」というほどではないですよね・・・。
他には、2人とも忘れているけど若年性認知症の千草(片平なぎさ)とまことは、実は記憶喪失前にも会っていて、
千草に「指輪をプレゼントしたい人(夫・肥後克広)がいる」と聞いて、まことは千草の代わりに指輪を買っていた、とかも予想しました。全く外しましたけど。
朝日がいい人だと思えない理由
ドラマの登場人物には悪い人はいないような気がしていて、その通りだったと思うのですが、しきりに「いい人」だと言われていた朝日が、最終回を観たら「いい人じゃないじゃん」と思えてしまいました。
記憶を失う前のまことは、ストーカーにつきまとわれていて怯えていたというエピソードがあります。
ストーカーは誰なのか?は、ドラマの盛り上げるミステリー要素だったのですが、その犯人予想はさまざまでした。
3人の男性陣のうちの誰かなのか? 実は女性なのでは? とか。
朝日がストーカー説も根強かったですが、好きなのに友だち以上になれない朝日はつらそうで、良識のあるいい人らしく、ストーカーではないはず、と信じていました。
あの行動(後述します)が、ストーカーなのか、そうじゃないのかはとりあえず置いとくとしても。
それにしても、それは置いといても、しかし!
突き落としたわけではないとはいえ、目の前で階段から落ちて血を流して倒れている好きな女性を置いて逃げるかな?
これはダメですよ、本当にいい人なら、自分がどう思われるかなんて考えず、「大変だ! 大丈夫なのか!?」と駆け寄り、まことを助けようと必死になるはず。
それが、自分の身を守ることを優先するなんて。。
救急車は呼んでましたけど、その場から逃亡するのはどうなんだろう。。。本当にいい人?
まことが記憶を失ったから、その後の展開があったけど、忘れてなかったら、朝日に追われている途中で階段から落ちたってことで、会社で普通に顔を合わせられたかな?
そして、記憶を失ったとはいえ、その事実を隠して友だち面(敢えてきつい表現をしてみる)して近くに居続けるなんて。
本当にいい人なら、「なんで俺はあのとき、、、」って自分を責め続けたりしてしまわない? 階段から落ちて倒れているまことの姿が脳裏に焼き付いて、悩んでしまうんじゃない?
朝日の行動の真実
朝日がミスを押し付けられて残業していた日、まことだけが朝日とともに残業してくれたといいます。
そのときカップ麺を分けてくれたことがきっかけで、朝日はまことを好きになったのだと。
まことを気にするようになった朝日、エレベーターで2人になって内心喜んでいるエピソードもあって、このあたりのドキドキわくわくの恋心は共感できるところ。
そしてある日、朝日の前を歩いていたまことがハンカチを落とします。
拾ったものの、渡すタイミングを逸した朝日。会社で渡すのも人目が気になる。
そこで、家までついていき、家のポストに入れた――
→誰かにつきまとわれていると、まことを怖がらせる結果に。
えっと、これ、目の前でハンカチを落としたときに、追いかけて「落としたよ」って渡せばよかったのでは?
声かけるきっかけになるし、感謝してもらえるかもだし、もしかして落とし物を渡したところから始まる恋もあったかもよ?(現実は知らないけど、フィクションの恋愛ものによくあるパターン)
ま、まあ、ここは意識しすぎてタイミングを逸してしまったのだとしましょう。
変に気を遣いすぎて、会社で渡すのも過剰に人目が気になってしまったのだとしましょう。
どうしても返したくて、帰りに後をつけ、ポストに入れた。
渡せないなら、もう渡せないままでいいし、家までついていってこっそり返す必要ないと思います。現実的に考えたら、普通に怖いですよ。それがたとえ知っている人だとしても。
でも、こっそり返したのなら、「返す」目的は果たしたので、自分がポストに入れたと言わなくてもいい。
なのにハンカチを返した後も、まことをつけていて、わざわざハンカチをポストに入れたのは自分だと伝える。
なんで? とっさの言い訳?
「わあ、そうだったんですね、ありがとうございます!」と喜んでもらえると思った??(いやいや、ないでしょ)
怖くなって逃げるまことを追う朝日。
まあ、ここは、誤解されたままじゃいやだから誤解を解こうと思って・・・だったのでしょう。
でも、目の前で階段から落ちて意識を失っているまことから逃げたのはどうなの?
いやいやいやいや、しつこく何度も言うけど、これはダメ><
もしかして現実だったらパニックになって、こうなってしまいがち?
いや、だとしても、だからこそ、ドラマなんだし、朝日はいい人の設定なんだし、ここは逃げちゃダメだった。
救急車を呼ぶだけじゃなくて、助けようと行動しなくちゃ。
朝日、こうならよかった
好きなのに、「本当にいい人」「安心する」「ブランケット男子」と言われ、異性として意識してもらえない朝日。
振られるとわかっていても告白した勇気には「よく頑張った~」と感動しました。
だからこそ、ショック。
「朝日、ストーカーじゃなかったんだね」との感想も多いですが、あれがストーカーなのかストーカーじゃなかったのかは置いといて、しつこいですが、目の前で負傷して意識を失っているまことから逃げたのはいい人といえるの?
いい人にだってミスはある、ということなのかもしれないけど。
責め立てるつもりはないけど、逃げたのは残念でした。。。
朝日を信じていたので、ショックで最終回後はどんよりしていましたが、「こうならよかった」を妄想することで心を持ち直そうと考えました。
↓こうならよかった案↓
桜がきれいなので、お花見がてら会社帰りにお祭りに行こうと思った朝日。
そういえば、まことの家はこの近くだったなあと考えていると、目の前を歩くまことが。 声をかけると、びくっとした様子のまこと。 朝日「そこでやってるお祭りに行こうと思って」 まこと「そうだったの。最近、誰かにつきまとわれている気配がして。この前もポストにハンカチが」 ハンカチの件で朝日には悪気はなかったため、 悪気はなかったとはいえ、朝日を怖いと思ったまことは怯えた表情になり逃げる。 誤解された?と焦って、後を追う朝日。 お祭りの人込みで、朝日はまことを見失う。 救急車のサイレンが聞こえ、「もしかしてまことが」と心配になるものの、無事に帰宅していることを確かめに家まで行くのは、また誤解を生むと考えて、そのまま帰宅。 まことは逃げている途中で、桜の花に見とれて誤って階段から転落していた。(ドラマの通り) 朝日が事故のことを知ったのは、翌日の会社。 責められてもなんでもいいから、とにかく怖がらせてしまったことを謝ろうとお見舞い役に立候補。 ところが、まことは記憶を失っていたため、いい関係で近くにいたくて「同期で一番仲がよかった」と嘘をついてしまう。 |
↓または、こんなとか↓
救急車が到着するまで付き添っていた朝日。
救急隊員に「知り合いですか?」と聞かれ、自分が近くにいたらまことがいやな気持ちになるだろうと思い、 |
こんなだったなら、朝日はつきまとっていたのではなく、単にハンカチを返したかった、行き過ぎた気遣いにより怖がらせることになってしまった、で済んだのかと。
ん? 雨の日に後をつけていたのも朝日? そ、それも、ハンカチを渡そうとしていただけだったということで。
こんな真相だったのなら、「朝日、気を遣いすぎだよ」「気を遣いすぎて間違えたんだね、不器用だね」「基本、めちゃいい人だよね」「純粋に、まことを好きだったんだね」と、納得できたかも。
かえさんや律と仲よくしているほのぼのシーンも、素直に「よかったね」って思えるし。
しつこすぎるほどしつこいですがやっぱり、事故現場から逃げたのはダメ><
大いに楽しめたドラマでした!
と、「ケチつけてるのか!」みたいなことを綴ってしまいましたが、ドラマは大いに楽しめました。
こんなふうに勝手に妄想してブログを書いてしまうほど、ハマれました。(笑)
久々に毎週、楽しみだったドラマ。
登場人物もみんな可愛くて嫌味がなくて共感できて。
こんなに入り込めたのも、出演者の皆さんの演技力のすごさのおかげです。
出てくるファッションもアイテムも素敵だったな。
主題歌も明るくてよかった!
ハマったがゆえに、朝日のあの展開に必要以上にショックを受けてしまって、どんよりしてしまったので、自分救済のために(そしてもしかして私と同じような心境の方のお力になれるかと)「朝日、こうだったらよかった」を妄想してみました。
とにかく、予想通り公太郎とラブラブなハッピーエンドでよかったです。
まことのグレーだった世界が、公太郎との出会いによって色彩豊かになったんですね。
ラストのカラフルなお花の世界も象徴的で素晴らしかったです。拍手~。
素敵なドラマをありがとうございました!
「くるり~誰が私と恋をした?~」←DVDになるらしい。
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未婚の母と、登校拒否の高校生男子と、自称「うまく生きてる」あたしの物語。
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ライター・校閲、心理カウンセラー、ムビラ弾き♪
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