さて、ブライアン在籍時のDVDを買いにいったところ、お目当てのDVDは見つけることが出来なかったのですが、
代わりに、↓コレを見つけて、買って来ました。
「ヒストリー・オブ・ロックンロール VOL.2 ブリティッシュ・バンドのアメリカ上陸」
1964年~1965年あたりの、ブリティッシュ・バンドがアメリカに上陸した頃のDVDです。
ビートルズを初めとして、もちろんブライアン在籍時のストーンズ、ザ・キンクス、ザ・フーなどなどのバンドが登場します。
語り手にはミュージシャンたちも登場します。
ピーター・タウンゼント、マリアンヌ・フェイスフル、そしてミック・ジャガー、キース・リチャーズ他。
以下、DVDより、ストーンズについて語られていることの一部。
「イメージと名前と振る舞いが重要だった。
音楽も大切だったけど、
それよりも重要なのは、何に根ざした音楽を演ってたかだ。
ストーンズはブルースだった」
「ビートルズに遅れること4ヶ月、ローリング・ストーンズがアメリカに上陸。
マディ・ウォーターズの曲をバンド名に、チャック・ベリーのノリで迫った。」
「彼らは源流を目指したW.ディクソンやチャック・ベリーさ。ブルースの原点だ。
イギリス人たちがデルタ・ブルースを理解してた。
アメリカ音楽をしっかり勉強したからだ。
損はさせなかった。」
ロン・ウッドも登場します。
「初めてストーンズを見て、”加入したいぜ”と思った。あのバンドにな。」
そして、ミック。ジャガー。
「最初のツアーで人気を集めたのはNYとLAだけだ。
空っぽのスタジアムや……
苦労したよ。あの頃のアメリカはとっても保守的だったのさ。」
ストーンズの演奏シーンは観たことがあるものばかりでしたが、映像は今まで観たものよりクリアだったような気がします。
それに、空っぽのスタジアムで演奏するストーンズの様子は、初めて観たように思います。
ホント~にガラガラのスタジアム……。
このあたりのエピソード、以前も書いてます。
「CHICAGO Chess SESSIONS」
印象に残った言葉。↓
「ストーンズは善と悪を体現したバンドだ。
彼らは、いい意味でも悪い意味でも手本だった。」
妙に納得。
まさに、その通りだったのでしょう。
スタイルや音楽的には今までにない素晴らしいものだった。
でもそのイメージは反逆的で、保守的な人たちから見て、とても賞賛できるものではなかった……。
マリアンヌ・フェイスフルも「As Tears Go By」を歌った時のことなどを回想しています。
THE HOLLIESが「キャリー・アン(Carrie-Anne)」はマリアンヌを歌った曲だと告白しています。
マリアンヌは「私の曲かしら」と思ったけれど、「違うに決まってる」と思ったのだそうです。
偶然、購入したDVDでしたが、これらの曲が流行った当時のことを知らない私でも、
「あ、この曲知ってる!」(ストーンズの曲は別にして)
って思えるのが感動でした。
いい曲は、何年経っても、伝えられていくものなのですね。
新しいものが次々と生まれては忘れられていく、そういう流れとは対照的に、ず~っと人の心に残っていくものがある……、なんだか感慨深いです。
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