プレリザーブでチケットがとれた佐野元春さんのコンサートに、すっごく久しぶりに行ってきた
後から入った、これもどーしてもはずしたくなかった用事を諦めてまで行ったので、もう絶対サイコーじゃなかったらイヤだーーッっていう意気込みで。
ゆりかもめには何年かぶりかに乗ったけれど、車窓から、海沿いにいろいろな形の高層ビルが立ち並ぶ風景を見ながら、
「日本って、すごい」
なんて、思った。
今回は、ライブハウスツアーということで、とれたチケットは立ち見だったので、
「ノリまくって、踊りまくってやるぅー」
と思っていた。
会場に入ると、既に熱気にあふれていて、数ヶ月前から始まった佐野さんのラジオ番組が流れていて、そして曲が「君が気高い孤独なら」になったのを合図のように、ライブ開始!(この始まり方がセンスいい!って思って、それだけで気分が高揚した)
いきなり盛り上がる、盛り上がる!
クールな表情で登場した佐野さん、
「でも、はじけたいって思ってますよね?」
と思ってしまった。
ミュージシャンが観客を煽る、観客が声援をおくる、そして会場が盛り上がっていく――、
というライブはありがちですが、私は今回、観客側のものすごいパワーを感じた。
「待ってたよ! 大好きだよ! だから盛り上がろう! もっともっと、もっともっと、聴かせてくれーーーっ」
みたいな。
それが、怖いパワーじゃなくて、ものすごくあったかいパワーなのだ。
ホントに”元春、大大大好き!”っていう感じの。
もちろん、佐野さんもはじける、飛び回る、そして吼える。
会場の一体感が素晴らしくて、集中しているはずが、気持ちよく意識が飛びそうになったりつかまえたりしながら、音楽の洪水に揺られる。
いつのまにかサングラスをはずしていた佐野さんのキラキラ輝く瞳を見て、
「変わってないなあ」
と嬉しくなり、
なんかですねー、こんなにナイーブであったかい感性を持っているアーティストを、ファンは守っていかなくちゃ、なんて思ってしまった、です。
ご本人は、
「(守ってもらうほど)弱っちくないぞ」
って憤慨するかもしれないけれど、別に弱い人だと思っているわけじゃない。
これは、そうですね、たぶん「佐野さんの作品にずっと触れていたいよ」っていう、ファンのエゴなのかもしれない。
新しい曲だけではなくて、80年代の曲、例えば「ダウンタウンボーイ」もやってくれた。
ちょっと前に、このブログで紹介したばかりなので、歌詞を違えず一緒に歌えたーv
予定していたアンコール曲より一曲多くやってくれた。
こんなに最高のひとときを過ごせたのに、胸が締め付けられるように感じてしまうのは何故だろう。
ずっとずっと浸っていたい雰囲気が、終わったと同時に、通り過ぎた過去の風景になっていくのが寂しいのかもしれない。
でも一瞬の想いは永遠のものとして残っていきますもんね。
それに、来年はデビュー30周年のイベントをやってくれるって約束してくれたし!
↓映像は、”アンジェリーナ”!
で、その下の写真が、会場を出た後、撮った夜景。
祭りが終わった後のような切ない心を抱えて、「きれいだな~」と思って、パチリ。
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