ブライアン・ジョーンズが60年代後半、初めて現地入りして現地で録音したモロッコのジャジューカが初来日公演をします!

ブライアンは現地入りした初めての西洋人でした。(金髪も長髪も見たことがなかった村の人々は驚いたそうです)

そして初めて現地録音を果たしました。

しかしその音源がアルバムとして発売されたのは、ブライアンの死後でした。(ブライアンは1969年に亡くなり、アルバムは1971年に発売)

ブライアンが録音した当時はひとつだったジャジューカは、その後分裂しました。
「joujouka」と「jajouka」に。

joujoukaは、アルバムジャケットを描いた画家のハムリ率いるグループ(現在のリーダーは、アハメド・アタール)、
jajoukaは、ブライアンが訪れた当時、当時のリーダーの子供だったバシール・アタール率いるグループ。
リーダー同士、従兄弟関係なのだそうです。

発売当時のアルバムジャケット

jajoukaはローリング・ストーンズと組んだことが大きかったのか、ストーンズとコラボしたり、映画音楽を手掛けたり、ある意味、新しいスタイルの演奏もするようになっていきました。

joujoukaは伝統を守る演奏スタイル。

今回、初来日を果たすのは、joujoukaのほうです。

静岡公演が11月3日(金)、4日(土)、

東京公演が11月6日(月)。

詳細↓
https://www.facebook.com/MasterMusiciansofJoujoukaJapan/

(勝手に命名) 「ジャジューカ・プロジェクト」について

私が民族音楽に興味を持ったきっかけはジャジューカでした。

そして2008年に「ジャジューカを日本に招聘したい!」と、勝手に”ジャジューカ・プロジェクト”と名付け、 奔走していたことがあります。

※ちなみに今回の招聘に私は関わっていません。

その当時のブログ、リンクしてみます。

ジャジューカとやり取りがあったと書いていますが、やり取りをしていたのは、今回来日の「joujouka」ではなく、「jajouka」のほうでした。
相手のお名前が「Nutting」さんで、当時は、「マネージャーかな?」と思っていたのですが、「jajouka」のリーダーのバシール・アタールの奥様でマネージメントをしている方らしいです。

↓こちらの本に詳しく書かれています。(ジャジューカ好きは必携の書!)

さて、どどーっと、当時のブログの紹介。

★ブログその1
ジャジューカ・プロジェクト はじめの一歩
リンク先の要約(詳しくはリンク先をご覧ください):

ブライアンが愛したモロッコのジャジューカの音楽。
今でもブライアンのことを尊敬しているジャジューカ村の人々。

そんな彼らの音楽を生で聴きたい!と思ったのが、きっかけでした。

生演奏を聴ける場所まで自分が出かけていけばいいのですが、日本に招聘したいと考え、
myspaceから彼らに打診、
日本へ招聘する方法を模索し始めます。

★ブログその2
ジャジューカ・プロジェクト part2
リンク先の要約(詳しくはリンク先をご覧ください):
招聘に詳しそうな知人に相談。方法を検討する。
同時に民族音楽というものをもっと知るべきと考えた私は、民族音楽系のイベントに通うようになります。
最初に参加したのは、アニャンゴさんの「ニャティティ(アフリカ・ケニアの楽器)」イベントでした。
モンゴルの馬頭琴の演奏も聴きに行きました。(東京、巣鴨のモンゴル料理店「シリンゴル」で毎日20時より30分間ほど演奏されます。お食事しながらお楽しみください。「シリンゴル」のオーナーにインタビューした記事はコチラ

ブログその3
ジャジューカ・プロジェクト part3
民族音楽を知る目的でシタールのライブへ行く。ブライアンも奏でていたシタールの音を聴きながら、ジャジューカとブライアンに想いを馳せる。

ジャジューカの演奏を編集している時でさえ、
「この音をストーンズの音楽に活かしたい」
というようなことを言っていたというくらいですから、様々な楽器演奏に対しても、全てストーンズにつなげて考えていたのではないでしょうか。

ブログその4
ジャジューカ・プロジェクト part4 &「STONES WORLD」
民族音楽をもっと知ろう!つながりで「エチオピアンダンス」のイベントへ。

★ブログその5
ジャジューカ・プロジェクト part5
民族音楽を知るため、再びシタールのライブへ。

★ブログその6
ジャジューカ・プロジェクト part6
いろいろな方と連絡を取り合っている中で、衝撃の事実を知る!
「2000年にジャジューカは来日の予定があった」(注:jajoukaのほうです)とのこと!
ほかにジャジューカが携わった映画音楽を紹介。

★ブログその7
ジャジューカ・プロジェクト part7 と ”Proud Mary”
ジャジューカ(jajouka)のアルバム紹介と、ブライアンがストーンズ脱退以降、バンドモデルにしていたというCCR(Creedence Cleanwater Revival )の「Proud Mary」の紹介。

★ブログその8
ジャジューカ・プロジェクト part8
ブライアンは、ジャジューカの録音の前にはグナワの音楽を録音していた。しかし録音状態が良くなかったため、使えなかった。なぜ、アフリカのグナワに興味を持っていたかというと、ブライアンが愛する「ブルース」の起源はアフリカにあるという考えを持っていたから。

★ブログその9
ジャジューカ・プロジェクト part9
当時の最新情報ですが、今やどうでもいい記事内容かも;

★ブログその10
ブライアンとキース・リチャーズ part19 & ジャジューカ・プロジェクト part10
民族音楽を知るという流れで、このあたりで今も私が続けている”ムビラ”に出会っています。
その他、シリーズで書いていたブライアンとキース・リチャーズの記事です。

★ブログその11
ジャジューカ・プロジェクト part11
横浜赤レンガ倉庫の「アフリカン・フェスタ」に行く。アニャンゴさんのステージで、ダンスダンス♪

★ブログその12
ジャジューカ・プロジェクト part12
ジャジューカが参加したオーネット・コールマンのアルバムの紹介など。

★ブログその13
ジャジューカ・プロジェクト part13
シタールとタブラの演奏を聴きに行く。

★ブログその14
ジャジューカ・プロジェクト part14
またまたアニャンゴさんのイベントへ参加。ダンスダンス♪

★ブログその15
ジャジューカ・プロジェクト part15
再び、民族音楽を知る中で出会ったムビラのこと。この記事紹介している映像、(ガリカイファミリー的に)なにげにお宝映像なのでは!

★ブログその16
ジャジューカ・プロジェクト part16~ジャジューカその後を考える~
リンク先の要約(詳しくはリンク先をご覧ください):
ジャジューカということだけではなく、ブライアンは民族音楽を録音した最初のロック・スターだったとのこと。彼は他民族の音楽にとても興味を持っていた。

「注目すべきことは、それが60年代のあの時代にってことなのよ。だれもが皆、めかしこんで面白おかしく遊びほうけることにしか興味のなかった時代によ。
ところがブライアンのすばらしかったところっていうのは、彼は自分だけがこの世の中の中心にいるんではないって考えていたところだわ。彼は世界中のいたるところにいろいろな人が暮らしていて、シベリアのはずれにだって、自分よりもすぐれていて、だれも聞いたことのない楽器をすわって演奏している人がいるということを知っていたのよ。実際に彼はそういう話を私にしたことがあるの――そういう人たちを利用しようっていうつもりではなく、そういう人たちから何かを学びたいっていう気持ちだったの」

★ブログその17
ジャジューカ・プロジェクト part17(松本仁一さんの本)
とても読みやすい松本仁一さんの本たちの紹介。(アフリカ系多し)松本さんはブライアンと同じ1942年生まれ。

★ブログその18
ジャジューカ・プロジェクト part18(ゾマホンさんの活動)
興味の対象が広がり、アフリカのベナン共和国出身のゾマホンさんの活動を紹介。

 

ふ~、一気に、書いてあったブログの要約を紹介しました。
しかし、これは今回来日する「joujouka」へのアプローチではなく、すべて「jajouka」へのアプローチでした。

実際にアドバイスをいただくため、足を運んだこともありました。
情報を得るため、長電話をしたこともありました。
途中で、来日ライブをドタキャンし、「日本のプロモーターの信用を失った」という情報を得たときに、来日実現の可能性は低いと感じました。(ドタキャンも「jajouka」です。来日する「joujouka」ではありません)

今回の初来日は夢のようです、いえ、夢の実現です!
自分から行くしかないと思っていたのに、日本で生演奏が聴けるなんて、とっても楽しみです!\(^o^)/

来日するThe Master Musicians of Joujoukaの演奏です。
jajoukaではなくて、joujoukaの演奏ですよ~

↓ブライアン・ジョーンズが録音してきたアルバムはこちら。(当時はレコードでしたが)

 

**妄想**
「ジャジューカ、あの後、分裂しちゃったんだって」
ってブライアンに言ったら、どんな反応するでしょうね?
『グループ内でのイザコザはうんざりだよ』
でしょうか? それとも、
『そんなもんさ』
と悟っているでしょうか?
『仕方ないね』
って悲しそうな様子になるかな。

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