龍之介さんからのメッセージの中にあった
「僕たちには音楽があります」
という言葉が印象的だった。
最近、思うこと。
私は単純に「音楽」とは、文字通り音を楽しむことだと解釈していた。
つまり、
「難しいことは抜きにして、楽しめばいいんだよ!」
くらいの軽い気持ちでとらえていた。
でも、最近思ったというのは、
音楽っていうのは、そんなに軽いものなのかな、ということ。
「音楽」の語源を調べてみると、
音楽の”楽”は楽器の楽、
つまり楽器を使って演奏されるものが「音楽」であり、
今のように庶民的になるまでは、もっと高貴なものだったそうだ。
音を楽しむ、と解釈されるようになったのは明治以降とのこと。
ちなみに英語の「music」は、
「ミューズ(ギリシア神話に出てくる文芸、音楽を司る9人の女神たち)の恩寵にあずかる人間の営み」(音楽、詩作など)を意味するギリシア語ムーシケー(mousike)が語源であるという。
音楽は単純に、
「楽しければいいよね!」
ではなく、もう少し尊いものなのではないか。
いえ、軽く楽しむのもいいのだと思いますが、
音楽って、そんな単純なものじゃないよね、音楽で救われるようなこともあるよね、
って思ったのだ、最近。
さて、
朝起きたら、喉が痛くて、頭もぐらぐらして、
体調悪、
だったのですが、行ってまいりました。
龍之介さんの音楽に会いに。
3組が出るイベントでしたが、
久しぶりの龍之介さんのステージ、
ヴォーカルも、ギターテクニックも、ぐいんと、どすんと上がったように感じた。
ベテランの風格。
とても温かい音楽空間で、
無防備に笑ったり、感動したりしていても良くて、
ああ、来てよかったと思った。
こういう温かいひとときに、
私は何度も何度も救われている。
やっぱり「音楽」って、私にとって、軽く楽しむだけのものではないようだ。
「僕たちには音楽があります」
確か、私がキツイ状況を思わず綴ってしまったファンメールに対するお返事の中に
書かれていた言葉だった。
落ち込んでいた心に沁みた言葉。
体調悪いところを押して行ったライブだったけれど、
すっかり、気持ちよくなって、ふわふわしながら帰ってきた。
また行きたいな。
もっともっと、龍之介さんの音楽の世界に触れたい。
今回のライブではやらなかったけど、
「ヒトリシズカ」
素敵な曲です。
(以前、「ヒトリシズカ」について感じたことを書いた記事はコチラ→「或る春の龍之介 ~御伽奏子の庭へようこそ~」)
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