「山のあなた」を観た。(監督:石井克人、キャスト:草彅剛、加瀬亮、マイコ、他)
この映画は70年前の映画「按摩と女」(監督、脚本:清水宏)のカヴァー。(リメイクではなく、あくまでも”カヴァー”)
草彅つよぽんの演技には一目置いている私、この映画でも主演と知って、観たいとは思ったものの、「でも時代物かあ~」と、少し躊躇した。
いつものように、「観たい観たい! 観にいくぞー」と意気込んで観たわけではなかったのですが、でもやっぱり、観にいってよかった、と思った。
個人的な意見ですが、この映画はとにかく観ればいい、というか、観ていればいい、のだと思います。
例えば音楽を聴くように、絵画をみるように、なんとなく観ればいいのだと。
結果、「苦手」だとか「なんとなく好き」とか「とっても好き」とか、感じればいいのです。
つまり、そんなに力を入れて観ていなければいけない作品ではなくて、ゆったりと鑑賞する映画なのです。
もちろん深く考えようと思えば、それぞれの心理とか、犯人は誰だ、とか、いろいろあるのですが、この映画は、のんびり画面を眺めているだけで、新緑が、温泉の湯気が、川のせせらぎが、小鳥のさえずりが気持ちがいい、そんな感じです。
笑いを誘うようなところもあるのですが、”爆笑”というのではなく、”ふふ”っと自然に笑ってしまうような、ほのぼの感があります。
最初、「映画館に観に行かなくても、DVDになってから観ればいいかな」なんて思ったりもしましたが、この映画は絶対、大きな画面で、音響もいい映画館で観るのがオススメです。
映画の日じゃなくても、いつ行っても、チケット代1000円だということですし。
観終わった後に、やさしい穏やかな気持ちになれます。
疲れた心に「山のあなた」、です。
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