「ALWAYS 続・三丁目の夕日」(監督、脚本、VFX:山崎貴 キャスト:吉岡秀隆、小雪、堤真一、薬師丸ひろ子、他)を観た。
考えることいっぱいで頭痛と胃痛、心がカサカサになっていたので、心にやさしい映画を観たいと思ったのだ。
一作目も観たのですが(その時のブログは→コチラ)、この映画について語るのは私としては難しい。
というのは、
「これ、日本人の感動のツボ、見事に押さえてる」
って思うから。
なので、ヘンな言い方になりますが、ある意味「これで感動するの、当たり前だよ」って思っちゃうので、あらためて、この映画のこのような部分がどうだった、などと語るのが野暮なような気がするのだ。
多少チグハグなところがあったとしても、細かいことはいいんだ、って気持ちになってしまう。
例えば、昭和34年当時がどうだったのか見てきたわけではないのでわかりませんが、
「あんなにいい人たちばかりってこと、ないでしょう?」
って思う。
だけど同時に思うのは、この映画はこれでいいのだということ。
どこか御伽噺のような雰囲気が、また魅力なのだから。
こんな家族がいたらいいなあとか、こんな近所づきあいができたらいいなあとか、現代の便利な、しかし反面、空虚な時代を生きている私は、
「この人たちの中で暮らしたいな」
なんて、ちょっと思った。
先が読めてしまう展開であったりもするのですが、それが「結末見えてるよ!」と頭にくるのではなくて「納得」になってしまうのが、この映画の不思議な力。
例をあげると、
もっと決定的なネタバレを例に出すのは控えました。
今回、映画を観て、強く思ったこと。
お金で人は動かせる。心も動かせる。――報酬をもらえるから働く、という意味では。
でも、それはうわべだけのこと。
本当に心底、人を動かすのは”心”であるということ。
そこに”信頼関係”や”本当に相手を思いやる心”があるから、人の心は動き、何か予定外のことが起こってしまったとしても、決して裏切りという方向には進まない。
映画館も満席だったし、相変わらずの人気映画です。
前回のブログでも書きましたが、”渇いた心に一滴の清浄剤”という感じです。
わかっているのに、涙涙でした。
涙アリ、笑いアリっていうのも、日本人のツボですよね。
いや、日本人”だけ”のツボと言い切ることはできないかもしれませんが。
老若男女問わず、安心して観られる、いい映画です。
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2011年5月14日 at 9:36 PM
この映画で一番悲しかった場面は・・・・。
鈴木オート社長の戦友の話です。
戦友会へ行くのを躊躇う社長。
奥さんに促されて出席する。
戦友は生きていた!
二次会として自宅に呼んで飲み直す。
涙を流す社長。
しかし、現実は・・・・・・・。
全てを悟った事を演じる台詞無しの堤真一さんの演技はお見事でした。
2011年5月15日 at 11:50 PM
間諜X72さん
そのシーン、覚えてます!
家に一緒に帰って、とっても楽しい時間を過ごすんですよね。
でも、目が覚めてみたら。。
あたたかい気持ちになれる、素敵な映画です。