「ホテルビーナス」
これは大好きな映画!

音楽が、もっのすごくカッコいいし、最初白黒画面から始まって、心理状態に従ってカラー画面になる感覚、御伽噺のようでいて、現実味もあり、全体的な雰囲気がとにかくお気に入り。

映画館に二度行き、サントラを買い、写真集を買い、ノベライズを買い、DVDを買った。

サウンドトラック

写真集

ビーナスブレンド(小説)

DVD

今回、あらためて観直して、
「うーーっ、大画面で観たーーーいっ」
と思った。

探したら、「ホテルビーナス」を映画館で観た当時の文章が残っていましたので、ご紹介しておきます。

とにかく音楽がいい! というか、全部いい!
(~今のBGM:「ホテルビーナス」サントラ~)

ホテルビーナス
2004年3月7日公開された映画「ホテルビーナス」を早速観にいった。
全編韓国語。日韓俳優の共演。
(出演:草彅剛、中谷美紀、香川照之、市村正親、パク・ジョンウ、コ・ドヒ、他  監督:タカハタ秀太)よかったーーー^^私、この映画すごく好き! と思った。SMAPつよぽん主演の映画ということで、観にいこう!と公開前から思っていた。彼が演じる作品には、彼にしか出せない雰囲気があると思う。あの不思議な存在感は一体なんだろう。
(映画のパンフレットには「平成の笠智衆」とありましたが、どうでしょうか?)

「最果ての、とある街。
心に傷を持つ人たちが集まる、ホテル ビーナス。
そこで働くチョナン(つよぽん)と、そこに暮らす人々との触れ合いを描く、哀しくてあたたかい物語。」

「あー、そうそう、私もそう思ってた! そうだよねえ」
と思える台詞などがたくさんあった。

映画全体に流れる雰囲気も好みなのですが、そういう自分の心にピッタリした感じが、この映画がとても好き!と思った理由かもしれない。

例えば、
「人間っていうのは、自分の傷には敏感なのに、他人の傷にはてんで鈍感なんだよね」
というような台詞とか、

「人はみんな独りぼっち。だから誰かと一緒にいたいんだ」
というような台詞とか。

その他、それぞれの台詞がドキュンドキュン心に飛び込んでくる。

そして心が痛くなる。

「生きていても死んでいてもいい」
と言うチョナンをはじめ、登場人物それぞれが頑なな心を抱えながら、実はとても優しくてあたたかい。

相手を思うあまりに罪を犯してしまった者もいる。

優しいがゆえに、起こってしまった事実に対して他の誰かではなく、自分を責めつづける者もいる。

一生懸命だからこそ、純粋だからこそ、それぞれは傷を負ってしまったのだ。

誰かの笑顔だけですごく嬉しかったり、お互いが関係ないって言いながら、実はお互いのことを思いあっていたり。

 

「僕よりはマシだ。でも最低だよ。人の不幸で自分の夢を買ってる」

うんうん、「人の不幸で自分の幸せを買わない」は私のモットーでもあるよ・・・。

 

傷を負った者たちが、傷を抱えながらも、立ち上がって羽ばたいていく様には勇気を与えられる。

「人は生きているだけでラッキーだ」ということを伝えたかったと脚本を書いた麻生哲郎さんは語る。

「強いって何?」って台詞があるんですが・・・。広い意味で”許す”って行為は、強さだったり優しさだったりだと思うんです。
と監督のタカハタさんは語る。

色調にも意味がこめられているように感じられる、しなやかな映像。

随所で流れるLOVE PSYCHEDELICOの音楽も心地いい。

2時間5分の長めの映画だった。

でも全然退屈しなかった。

もう1回観たいな~って思っているくらい。

とりあえずオリジナルサウンドトラックを買おう。そして映画の雰囲気にもう1度ひたってみよう♪

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