龍之介 15th anniversary LIVE「十五周年漂龍記」 に行ってきた。
ギリギリの当日券で。

ここ一年くらいの私は、ほぼ憂鬱な気分で過ごしていて、
その分、周りのやさしさに支えられていることに感謝しながら、
それでも泣かない日はないくらい、沈んでいた。

悩みを打ち明けていた同僚に、
「ここ(職場)には傷つける人は誰もいないよ。ここにいる時は安心でしょ?」
と言われても、
ふとした瞬間に涙ぐんでしまう。

それは道を歩いている時でも。

電車に乗っている時にでも。

でも静かに沈んでいるばかりではいられなくて、
周りでは様々なことが起こり、更に揺さぶられる。

そんな日々を過ごしていましたが、
今日はなんとなく、すうーっと、神聖な気分になった。

そして思った。
「ライブに行こう。今日はなんとなく神様とつながれる気がする」

私が思う神様っていうのは、
特定の神様ではなくて、
いつも自分を見守ってくれている何か、のこと。

心がとても浄化された状態にいるような気がして、
今日のライブに行けば、神様から、何か受け取れるかなって思ったのだ。
鬱々とした時間を過ごす私へのメッセージのようなものが。

会場へ着くと、BGMはボブ・ディランだった。
「風に吹かれて」
「Mr. Tambourine Man」
なんとなくそれだけで、うるっときた。

♪The answer my friend is blowin’ in the wind(友よ こたえは風の中に)♪

一曲目は「ヒトリシズカ」
イントロだけで涙があふれてきた。

龍之介さんがこの日に向けて、
体調管理などに気を配ってベストな状態で臨もうと調整した来たのであろうことが伝わってきた。

伸びやかな、やさしい歌声。

聴きながら、たくさんのことを想う。

♪僕たちは咲き誇るためだけに生まれたわけじゃない♪

私たちの魂はこの世に生まれたくて
生まれたくて生まれたくて、
やっと生まれてきたのだから、
どんなヘンテコでも、
どんなに情けなくても、
ちっぽけなことしかできなくても、
生きていることを謳歌して、天寿を全うしなくては、
魂に対して失礼。

そう、ちっぽけでもいい、咲き誇るような人生じゃなくていいんだ。

「夢を見上げて」
♪夢を見上げて 少し休んだら 歩き出そうよ
遙かな道を 寄り添いながら 振り返らずに行こう♪

今在るものの中には時と共に廃れるものもあるだろう。

例えば音楽も。

例えば人間も。

だけど廃れるから意味がないのでも、どうでもいいのでもなくて、
在るもの、生きとし生けるものには全てに意味があり、
全てに存在価値がある。

短くても、在る間、精いっぱい、その魂を輝かせることが大切。
精いっぱいが鈍く、弱い輝きであっても。

龍之介さんが、「ありがとう」を繰り返す。

きっと、楽しいばかりではなかった15年間に違いない。
転んだり、転げ落ちたり、立ち上がったり、歩きだしたり、泣いたり、怒ったり、笑ったり、
感動したり、感謝したり。

15年間を過ごした龍之介さんは今夜の会場にいて、私たちに素晴らしいひとときをプレゼントしてくれた。

辛い想いもしてきたから、心が”きゅうっ”となるような切ない音楽を伝えることができる。

そう思うと、全てが順調でハッピーなだけよりも、
辛くて泣いたりする日々も必要なんだなって、あらためて思う。

今夜は予想した通り、本当に、
かみさまとつながれたような気がして、
たくさんのメッセージを受けとった。

強くありたいと願う心を持ちなさい。

自分を傷つけるものに対して、
折れない心を持ちなさい。

精一杯、精いっぱい、
魂を輝かせなさい。

いっぱい泣いて、
いつもの龍之介ワールドMCに笑い、
ほんわか最高のライブだった。

「ここにいてもいいんだ」
と思える温かい空間に居られる心地良さ。

龍之介さんは「ありがとう」をいっぱい言ったけど、
私からも伝えたい。

「龍之介さん、15年間がんばってきてくれてありがとう。今日の素晴らしい時間を、大きなパワーに満ちたひとときをプレゼントしてくれてありがとう」

『氷河の雫』

♪あなたに出逢えて ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう♪



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