なによりも睡眠欲が強い私なのに、
4時間弱睡眠が続き、
「ゾンビみたいになってるけど大丈夫?」
私:「大丈夫じゃないです」

また、
私:「すいません、限界がきたので休日出勤はやっぱりお休みにしてもいいですか?」
「いいですよ、その気持ちはわかる」
なんて会話を普通にしてしまった最近、
そして週末金曜日の夜、
行ってまいりました、東京jajouka 3rdワンマンライヴ!!

セットリストは以下↓

◆5/11(金)@銀座TACT
(★は、新曲。*は、ブライアン片山のギター以外の使用楽器、及びギターの変則チューニング)
【1部】
1.★2120 South Michigan Avenue(南ミシガン通り2120)* Harp(C)
2.(I Can’t Get No)Satisfaction * Harp(A)
3.Come On * Harp(Bb)
4.19th Nervous Breakdown(19回目の神経衰弱)
5.I Can’t Be Satisfied * Open G(Slide)
6.Ruby Tuesday * Recorder
7.Lady Jane * Dulcimer
8.★Let’s Spend The Night Together(夜をぶっとばせ)* Piano
9.Not Fade Away * Harp(A・E)
10.The Last Time
【2部】
1.★Gomper * Sitar
2.Paint It, Black(黒くぬれ!)* Sitar
3.Mother’s Little Helper * Sitar
4.★She’s A Rainbow * Capo : 5
5.★Get Off Of My Cloud(一人ぼっちの世界)
6.It’s All Over Now
7.Tell Me
8.Street Fighting Man
9.★No Expectations * Open E(Slide)
【アンコール・1】
1.★Have You Seen Your Mother, Baby, Standing in The Shadow?
2.Jumping Jack Flash
【アンコール・2】
3.Time Is On My Side

いきなり1曲目は新曲「南ミシガン通り2120 – 2120 South Michigan Avenue」。

ブライアンがストーンズの曲の中から何か一曲、と言われてリクエストした曲で、
ブライアンお気に入りのナンバーだったと思われます。

ナンカー・フェルジ名義の初期のナンバーです。

ちなみにこの「南ミシガン通り2120」は、ストーンズの面々の憧れのチェス・スタジオの住所です。

このあたりのことは、下記の記事↓で書いています。
キャデラック・レコード

また、このスタジオでのセッションのことは↓の記事で書いています。
CHICAGO Chess SESSIONS

そして以前からリクエストしていたブライアン大活躍の一曲、
「GOMPER」!

この曲はかな~り難しいでしょ!とダメ元でリクエストしていましたが、
やってくださいましたよ~^^

「かな~り難しい」の壁を越えて!!

この曲ではブライアンはシタール、そして爆裂リコーダーを演奏していますが(あとダルシマーも?)、
ブライアン片山さん、シタールを演奏しつつ、まさか分身の術の使い爆裂リコーダーを!?と思いましたが、
それはあり得ないお話で、
シタールのみでも迫力満点、ブライアンも大満足だったかと思います!^^

そして、先日の記事に書いたばかりの「Let’s spend the night together」も新曲のレパートリーに!

ストーンズフリークの良い子の皆さんは、とっくにお気づきかと思いますが(もしくは気にもしていなかったと思いますが)、
「ビビんな!!」
の空耳の部分は、実際には、
♪baby now♪
です^^;

そしてこれも新曲、
「She’s A Rainbow」
印象的なニッキー・ホプキンスのピアノのパートをギターで再現!

これまた素晴らしい!

実際にこの曲でブライアンが演奏していたのはメロトロンとの記録がありますが……、
しかし当時のストーンズの音は深いですね~。
(”当時の”と言いながら、私はブライアン期以降のストーンズの音楽をほとんど知りません;)

そしてライヴを通して、私が感じたこと。

私はブライアンから、
「生きていることを謳歌しなよ」
って言われている気がしています。

初めてそれを感じたのは↓の時。
ジンバブエへの旅(ブライアン・ジョーンズがローリング・ストーンズにいた証拠だってないですよ!)

既に亡くなっているブライアンから「生きていることの素晴らしさ」を教えてもらったのです。

「生きていたら誤解を解くことも、仲たがいしてしまったのなら仲直りすることだってできるじゃないか、
でも自分はもう死んでしまったから、それが出来ないんだ。
君は生きているのに、何を落ち込んでいるの?
もっと生きていることを謳歌しなよ、生きているって素晴らしい事なんだよ」
って。

更に今回は、
「やりたいことをやりなよ、疲れてやりたいことをする時間がなくなるのはダメだよ、
人生は思ったよりも短いんだから」
って教えてもらったような気がしました。

Ruby Tuesdayの歌詞ともリンクしたりして。

この部分↓
Dying all the time
Lose your dreams
And you will lose your mind.
Ain’t life unkind?

(夢が消えない間に その夢を実現させなくちゃ
死が間近いから 夢がなければ 気も狂う
人生は ままならない)

働ける健康と環境があることには感謝だけど、
それで疲れ果ててやりたいこともできなくなってしまうのは、やっぱりダメだな~

なんてしみじみと思いました。

このように、いい音楽(ライヴ)というものは、
音楽そのものを楽しむだけではなく、
個々に抱えている日常の疑問、迷いなどにもアプローチしてくるものなのです。

それと曲を聴いていて思いました。

「もっと長く生きていたら、
ストーンズからはじき出されなかったら、
ストーンズの音楽をもっともっと極めていきたかったよね。
そのために自分のバンド、ストーンズを作ったんだもんね」
って。

今年結成50周年を迎えるストーンズ、
こんな奇跡のようなバンドって、他にあるのだろうか。

前から思っていたけれど、
「ブライアン、あなたのメンバー選びは間違ってなかったよ」

ストーンズのメンバーたちはなんだかんだあっても健康で、
バンドを守ってくれて、
ストーンズ魂を忘れず続けて行ってくれてるよ、
食べるものもなかったような仕事がなかった時期、
ブライアンとキースが始めた2人でギターを弾くバンドの形を守ってくれてるよ、
みんな素晴らしいね、素晴らしい仲間たちだね、
って。

ライヴの翌日、立ち寄ったお店で覚えのある曲が流れてきました。

なんの曲だっけ?

と考えて、ブライアンの影響で知ったCCRの曲だと気づきました。

それで私は、
「これはブライアンからのメッセージかもしれない!」
と思いました。

ブライアンはCCRをストーンズ脱退後の新しいバンドの基本モデルとして考えていたと言われています。

ということはつまり。

「自分がやっていた音楽を演ってくれるのも最高だけど、それを更に進化させて、自分があの後やりたかった音楽も演ってほしいな」
ってことなのではないかって!!

そんなふうにブライアンは、私を含め、自分に興味をもってくれる人たちに自分の想いを投げかけているような気がするのです。

で、もしかして東京jajoukaにも、あの後のことも考えて欲しいなって思っているのではないかって。
以前書いたことです↓

**********************

ストーンズ脱退後のブライアンについて、ビルの著書「ストーン・アローン」には次のように書かれています。
※引用※
コッチフォード農場の下の階にあるミュージック・ルームでは、塀をめぐらした庭や手入れのいきとどいた芝生を眺めながら、ブライアンは曲作りをし、新しいグループの計画を立て、ミュージシャンの推薦をDJのジョン・ピールに頼んだりしはじめた。ミッキー・ウォーラーは早いうちにサセックスを訪れている。もともとジェフ・ベック・グループで尊重されていたドラマーの彼は、新しいバンドに加わることになっていた。ブライアンの自宅スタジオには、3台のテープ・マシーン、マイクロフォン、オルガン2台、ピアノ1台、そして彼が実験して楽しんでいたその他の楽器がいろいろ置いてあった。新しいバンドの基本モデルは、大評判のアメリカのコンテンポラリー・ブルース・バンド、クリデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルだった。ブライアンは彼らのヒット曲<Proud Mary>に夢中で、その頃は家中にこの曲が響き渡っていた。精神的にストーンズから解放され、肉体的にも回復して、アンナ・ウォーリンと、新しく買った2匹のスパニエル犬に寄り添われたブライアンは、音楽と共に再び浮上する力を間違いなく取り戻していたのだ。6月の終わり頃のブライアンは、復活に向かって奮起しているように見えた。ストーンズを脱退した時点で、ブライアンはドラッグと縁を切っていた。ドラッグは破壊的なものなんだ、と周囲のみんなにいって。警察がまた自分のところを捜索するといけないからと、家の中にドラッグを持ち込まれることには偏執的になっていた。そして、農場を訪れる客たちには「きれいな身体で」来るように、と念を押すのだった。

ブライアンはストーンズを脱退後、こういう雰囲気の音楽をやろうとしていたということだと思います。

心が躍るような、かっこいい曲です。

新バンド結成に向けて希望に燃えていた……、そんなブライアンに想いを馳せながら聴いてみましょう♪

Big wheel keep on turnin’
Proud Mary keep on burnin’
Rollin’, rollin’, rollin’ on the river
舵輪は まわり続け
Proud Mary は 燃え続ける
まわれ 転がれ 進め 川の上を



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