「龍之介デビュー10周年記念独演会 ~2010年11月20日のために~」に行ってきた。

この日の私は口もきけないくらい落ち込んでいて、
でも龍之介さんのライブは、いつもたくさんの大切なものを教えてくれたり、大切なことに気づかせてくれたりするので、なんていうか、もう、すがるような気持ちになっていた。

龍之介さんがステージに立った時、
”ブライアンだー。ブライアン!”
って思った。

不思議。
別に龍之介さんの容姿がブライアンに似ているというわけではないのに。

ただ前にも書きましたが、龍之介さんを知ったのはブライアンについてのインタビューを通してなので、
龍之介さんはブライアンが紹介してくれたミュージシャンのように思っているのだ。

そして龍之介さんの音楽に対する真摯な姿勢を、ブライアンは大好きだろうな、と思う。

ライブを通して、私はたくさんのアドバイスやメッセージを受け取れた気持ちになった。

実際の龍之介さんの言葉そのまま、歌詞そのまま、ではなくて、そこにこめられた”何か”から、伝わってきたのだ。

まず伝わってきたのは、
私は自分ができることをしているつもりだけど、これ以上、どうすればいいのだろう?
と思っていたことについて、
”(私が)何かをしているのと同じくらいに、周りの人たちは(私のために)できることをしてくれているよ”
ということ。

考えてみれば、実際にその通りで、自分がしていることと周りからしてもらっていることを比べて考えていなかったけれど、落ち込んでいる時って、自分がしていることだけを考えてしまいがち。

それで、自分はできることを精いっぱいやっているつもりなのに、実は精いっぱいやっていないんじゃないかとか、だったらこれからどうしたらいいのだろうと思っていたけれど、
周りの人もできる範囲でできることをしてくれていて、そういうありがたさを忘れてない?って言われた気がした。

もっと、そういうありがたさに気づくべきだよって。

続いて気づいたのは、
私は結果がうまくいかないと、その過程に起こった出来事にもマイナスなイメージを抱いてしまう。

そしてそれらは自己嫌悪の材料にしかならず、自分の愚かさを責めがちなのですが、
そうじゃない、楽しかった、うれしかった、感動した、幸せだった、
そんな一瞬一瞬の想いは永遠で、自分を責める材料にすることはないんだよ、っていうこと。

急にはできなくても、物事のとらえ方をちょっとだけ変えることはできるかもしれないと思った。

それと、もちろん抑えなくちゃいけないところは抑えるのですが、私は割と好き嫌いがはっきりしていて、好き嫌いに左右されてしまうんですね。

そういう性格を直さないとダメなのかな、と思っていたのですが、好きなものは好きでいいのではないかと、無理に性格を直そうとする必要はないのではないかと思った。

抑えすぎることは、逆に自分の個性を消してしまうことになる。

好きなことに全力投球すればいいし、そのために必要なことをやるのは苦痛にはならないし。

変に抑えずに、自分の感覚をもっと信じても大丈夫なのではないかと。

10周年記念のライブで、龍之介さんもお客さんも10周年モードの中、ライブを通してこんなことを考え、勝手に受け止めていた私は異質だったかもしれない。

でも、畠中文子さんのピアノの音色も素晴らしく、泣いたり笑ったりして、龍之介ワールドにどっぷり浸かった。

そう、どっぷり浸かったからこそ、伝わってきた言葉たちなのかもしれない。

今回も行ってよかった。

こうやって文章にしていると、本当にそう思う。

ありがとう龍之介さん、ありがとうブライアン。

そしてあらためて、
デビュー10周年、おめでとうございます!



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